idea factory from newspaper 2003 7 11

次世代ロボット(next generation robot)
 次世代ロボットは、音声認識技術がポイントになります。
将来、会話するコンピューターが可能となるでしょう。
会話するコンピューターができれば、会話するロボットも可能です。
 今でも、パソコンでは、音声認識技術は、かなり発達している。
アナウンサーの声ならば、間違いなく認識できる。
今後は、クセのある発音も認識できるようになるでしょう。
現在では、日本語でも、標準語で、はっきり発音をすれば、
ほとんど認識してくれます。
 だたし、音声認識技術をさらに発達させるには、
高速なCPUが必要でしょう。
 さて、音声認識技術は、パソコンよりも、
デジタル家電やロボットの分野の方が有望でしょう。
それから、自動車にも、音声認識技術が必要でしょう。
自動車のIT化は、これから始まります。
 パソコンは、音声認識技術が、それほど、必要としないかもしれない。
キーボードに慣れたこと。
OSが使いやすくなったこと。
これが、パソコンマニアには不満であるが、
みんながパソコンを使いやすくなったことは事実です。
インターネット閲覧ソフトが一般化したこと。
クリックすれば、なんでも見られるようになりました。
昔は、コマンド入力していました。

自動車の販売(new market for cars)
 自動車の有力な市場は、今も昔も、アメリカです。
アメリカは、国土が広大で、鉄道網は、それほど発達していない。
移動手段は、自動車ですから。
アメリカは、出生率も日本に比べれば高く、移民も今後も減らないでしょうから、
人口増加は続くでしょう。
中国は、将来、有望な市場でしょうが、将来でしょう。
日本は、2006年から人口が減少に転じますので、
市場は成長しないでしょう。
日本市場は、買替え需要をこなす市場になるでしょう。
 こうなると、カメラメーカーが参考になります。
昔、一眼レフのカメラメーカーは、故障しない長寿のカメラを作った。
この結果、国民に、そのカメラがすべて行き渡ったら、
経営が苦しくなった。
一眼レフのカメラは故障しないし、長持ちします。
一部のカメラメーカーは、バブル経済の前に、経営の危機を迎えた時代がありました。
この問題に、カメラメーカーは、どう対応していったのでしょうか。
 さて、自動車のIT化は、まだ、これからでしょう。
安全技術の面では、ハイテク化が必要でしょう。
交通事故の死亡者が、戦争をやっているより、多い。
戦争で100人の死者がでると、大きな問題になるが、
自動車の交通事故で100人の死者がでても、気にならないのは、問題です。
1年間に何人、交通事故の死亡者がでるでしょうか。
交通事故の死亡者の方が、戦争の死亡者の方より、多い。
環境の面では、ガソリンと電気の併用、
そして、燃料電池自動車となっていくでしょう。

豪ドル、カナダドル下落(currency exchange)
 これが、一時的なものか、トレンドが変ったのか、
見極めるのは、むずかしい。
いずれにせよ、豪ドル、カナダドルの動きは、警戒すべきです。
通貨の問題、外国為替の問題は、むずかしい。
株式市場と違って、外貨、外国為替は、読みにくい。
ともかく、外貨を持っているならば、毎日、為替相場を確認することです。
1年という単位で見ると、為替相場は、大きく変動する場合があります。
この変動幅は、株式市場の変動幅より、大きい時がありますので、
為替相場は、年間を通して、気合いを入れて、注意する必要があります。
為替変動のリスクは、株のリスクより、大きい時がありますので、
十分な注意が必要です。
ともかく、国際情勢と、国際経済に詳しくないならば、
外貨には、手を出さないことです。
逆に、国際情勢と、国際経済に詳しければ、投資としては魅力です。
外貨を資産として運用する時に、
ある外貨から、別の外貨に変える場合は、
いったん円に戻してからでは、損失がでる場合があります。
ある外貨から、別の外貨に変える場合は、
円を使わずに、直接、変えられる制度が必要です。